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トステム財団の助成金獲得

200年住宅等の超長期住宅関連の施策に対応する形で、 「木造住宅の長寿命化検討シンポジウム:既存および新築住宅の耐震・耐久性 向上に関する若手の会」という課題名で、シンポジウム開催と見学ツアーを 予定しています。

毎年春に、トステム建材産業振興財団というところの助成募集があるのをご存じの方も多いと思いますが、その募集枠の中に、「住宅・建材に関する国内研究者を中心としたシンポジウム、コンペティション等の開催」というのがあり、伸木会として何か応募してみようということになりました。
で、言い出しっぺの清水秀丸氏@防災科研を中心にして申請書を作成し、6月に提出していたのですが、この度、見事当選したという知らせを受けました。

背景

我が国における木造住宅の耐用年数は約25年と言われている。これは、居住者の生活スタイルの変化に伴う建物の機能低下や、建物の構造部材が劣化することによる物理的耐久性の低下が原因である。しかし、かつての木造住宅は、部材の点検および補修の容易性や、居住者による住まいの管理意識の高さにより、過酷な自然環境にも適応可能な人為的耐久性能を有していた。近年の『200年住宅』構想を達成するには、建物の軸組を長期間使用し、数十年に一度程度の改修工事によって建物の性能を維持することが望まれる。こうした背景から、生活習慣の変化に対しても室内の改修・改善のみで対応できるような技術開発や、自然災害に対しても軽微な補修によって建物の機能を保持するような技術開発、さらには建物の保守・点検に関する方法とその計画に関する指針といった、住宅の長寿命化に関する技術開発と運用指針が必要である。

目的

木造住宅の長寿命化に関する技術開発に取り組むには長期的な検証実験が必要であり、また住宅には多機能性が求められることから、各研究分野からのアプローチとそれらの連携が要求される。そこで木造住宅の長寿命化に関する技術開発を目的とした若手研究者によるシンポジウムを開催し、要素技術の開発およびそれらの効果的な運用方法を議論する。本シンポジウムは建築部材の長期間利用を考えるための木材物理学・木質工学の研究者から、省エネルギー化のための建築設備等に関する研究者、建物の構造安全性を対象とした耐震工学に関する研究者、そして施工に携わる大工や民間に所属する現場監督者まで、幅広い分野の研究者あるいは建築業従事者を対象とする。また、20代後半から40代前半までの若手研究者を中心として構成し、今後20-30年間の研究継続のための人的ネットワークを構築することを目的とする。

実施計画

(長いので割愛)

成果の社会貢献への期待

本シンポジウム開催によって、我が国における木造住宅の長寿命化に関する"若手研究者"の人的ネットワークが構築され、研究ニーズ、シーズの発掘に大きな成果をもたらすことが期待できる。また、本研究テーマに対して長期的に取り組む若手研究者のグループが組織され、その研究の発展や展開により、質の高い建築ストックの整備や二酸化炭素の排出削減対策や、循環型社会構築への貢献が期待できる。

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